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レネ・レゼピ

René Redzepi

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1977年12月16日、デンマーク・コペンハーゲンで誕生したレネ・レゼピ。イスラム系移民の父とプロテスタントの母の元に生まれ、幼少期は祖父の故郷であるマケドニア共和国(旧ユーゴスラビア)の農家で育つ。自給自足の緑豊かな地での暮らしは、村全体が家族のような幸せな環境であった。マケドニアで過ごした体験から、その土地原産の材料を探求することへの関心が芽生える。デンマークに越してきてからは、父がイスラム系移民という背景から不当な差別を受けることも多々あった。地元の料理学校で学んだ後、スペインの「エル・ブリ」、アメリカの「ザ・フレンチ・ランドリー」など世界有数の一流レストランで腕を磨き、2003年、25歳で「ノーマ」のヘッドシェフ兼、創設者の一人となる。2012年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる。尽きることのない探究心と向上心から、食への革新的な取り組みも積極的に行っている。通常捨ててしまう食材をあえて料理とする「トラッシュ・クッキング」など「ノーマ」独自のプロジェクトのみならず、食に関する研究所「ノルディック・フード・ラボ」の設立、世界中の食に関わる全ての人々を対象としたフェスティバル「MADフェスティバル」の開催など、その活動は留まるところを知らない。料理の世界に革命をもたらしたシェフとして同世代で最も尊敬され、評価されている。「ノーマ」というひとつの家族の、父親的役割を担うレネ。プライベートでも「ノーマ」のスタッフ、ナディーン・レヴィと結婚し、3人の子どもを持つ良き父である。

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レネ・レゼピの年表

1977 0歳 イスラム教徒の父とプロテスタントの母の間に生まれる
2003 25歳 レストラン「ノーマ」をオープン
2008 30歳 美食を探求する非営利の研究所「ノルディック・フード・ラボ」設立
仏ミシュラン2つ星を獲得
2010 32歳 「世界ベストレストラン50」第1位
スタッフ同士がチームとなって新たな料理を完成させ、発表する「サタデーナイトプロジェクト」開始
初の著書「ノーマ—北欧料理の時間と場所」を英ファイドン社から出版
2011 33歳 「世界ベストレストラン50」第1位
「ノーマ」主催で毎年開催される草の根的な食のフェスティバル「MADフェスティバル」第一回開催
『ノーマ、世界を変える料理』の密着開始
2012 34歳 「世界ベストレストラン50」第1位
タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出
2013 35歳 ノロウィルス食中毒事件発生
「世界ベストレストラン50」第2位
著書「進化するレストランNOMA」を英ファイドン社から出版
2014 36歳 「世界ベストレストラン50」第1位
2015 37歳 「世界ベストレストラン50」第3位
マンダリンオリエンタル東京にて、期間限定(1/9~2/14)で「Noma TOKYO」をオープン
2016 38歳 オーストラリア、シドニー湾のバランガルー地区で10週間限定で「Noma AUSTRALIA」(1/26~4/2)をオープン
コペンハーゲンの「ノーマ」を一旦閉店
2017 39歳 クリスティアニア地区に店舗を移転し、「都会の農場」として再オープン予定