教授のおかしな妄想殺人

教授のおかしな妄想殺人

追想してみると、人生ナンテ妄想のようなものなのか?
“殺人”なのにこんなに爽やかな映画は、ウディ・アレンのような
映画の文法を知り尽くした映像作家しか創れないだろう。
いやぁ面白かった。

石田純一(俳優)

暗い衝動が、むしろ生きる糧となる。人間の「業」を受け止める視線が温かい。
登場人物の誰もがユニークで、魅力的。
ウディ・アレンは人間を描く天才だ。

茂木健一郎(脳科学者)

今度のウディ先生は“ウディ”をベースに“ワイルダー”と“ヒッチコック”をカクテルに!
ドライなのどごし、お楽しみに!!

小堺一機 

カント、キルケゴール、ハイデガー...縦横無尽に哲学を語るエイブに心を奪われました!
しかしウディ・アレン。
ジルと同じ目になった私をあっさりと裏切り、哲学を超えた哲学で
物語を締めくくるのです。それが人生!なんですね。

春香クリスティーン(タレント)

哲学をコメディに出来るウディ、わかる何でモテるんか。
青い女子大生いいね!
青い教授、こっちが真っ青やで。
こんな事書けるのもホアキンがベストキャストやからやで。

綾戸智恵(ジャズシンガー)

愛を求め恋を天秤にかける可憐な女子大生は俗っぽく、 新たな夢を追う哲学屋の大学教授は無防備な子供になる... どこまでも果てしなく恋と人生についての問いは続き、
だから私はウディ・アレンがやめられない。

ヤン ヨンヒ(映画監督)

人生絶不調の教授が生きる目的を見出し、生き生きと変貌していくあたりが面白い。
非道でブラックな展開も軽くポップに描く、いかにもアレン的な作品で好きです。

前田典子(モデル)

不安定な理性に翻弄され暴走する感情…心は複雑。

山本浩未(ヘア&メイク)

この映画にはコメディ、ロマンスそしてミステリーの全てがあります。
皆が一度は考えたことがあるような“もし”の妄想を気持ちよく、
そして不愉快に描いています。
見れば見るほど魅力がわかる映画です。

栗原類(モデル・俳優)

確かに、おかしな話ではある。
そんな妄想、ありえないよ、といいたくなる人ではある。
でも、なんでこんなに魅力的なのか。
実は真面目な大人だからだろう。

岩井志麻子(作家)

「あの人、哲学をもっているから」
「ふーん。そうか。だからかぁ~?!」
私は哲学をもっている人に惹かれる。というか弱い。
誉め言葉?便利で不思議な逃げ道を持つwordにまやかされている念もある。
私のウヤムヤをウディ・アレンは見事にぐちゃぐちゃにしてくれた。

萬田久子(女優)

恋愛に殺人をからめた物語に、哲学的な趣向を添えて、スピーディーに転がし、
最後を思いがけない小物でしめる......まさに名人芸!
それにまた、音楽がいいのだ!

金原瑞人(法政大学教授・翻訳家)

人は他者の言葉にこんなにも影響を受けるものなのか?
たとえ哲学者であっても!
クセある平凡な教授の言葉に引き込まれて人生哲学を知りました。
もっともっと次を、続きを!

佐伯チズ(美容家)

さらりと毒っ気を演出。物語をブラックユーモアで楽しみながら、
登場人物に肩入れするうちに精緻な運びで「哲学」をさせられてしまう。

松尾貴史(俳優)

社会のルールに縛られて、大きなストレスと心の屈折を感じている。
そんな現代人にウディ・アレンが贈る重い心が軽くなる物語。
え?どうしてそっちへ行っちゃうの???

鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)

私も巷の評判じゃ、変わり者の部類。
エイブ教授の‘妄想’に感化されそうになるが、幸い彼ほど人生に絶望してもいなかったw
けれど、緻密な妄想は極上の愉悦でもある。

やくみつる(漫画家)

<敬称略/順不同>