ストーリー

1919年、戦後のドイツ。愛する人の墓の前で泣いていた見知らぬ男。彼の正体が明かされた時、新たな謎の扉が開く──

1919年、戦後のドイツ。愛する人の墓の前で泣いていた見知らぬ男。彼の正体が明かされた時、新たな謎の扉が開く──

1919年、戦争の傷跡に苦しむドイツ。婚約者のフランツを亡くし悲しみの日々を送っていたアンナは、ある日、フランツの墓に花を手向けて泣いている見知らぬ男に出会う。戦前にパリでフランツと知り合ったと語る男の名はアドリアン。アンナとフランツの両親は彼らの友情に感動し、心を癒される。だが、アンナがアドリアンに“婚約者の友人”以上の想いを抱いた時、アドリアンは自らの“正体”を告白する。

いくつもの謎を残したまま姿を消したアドリアンを探すために、フランスへ旅立つアンナ。パリ管弦楽団、ルーヴル美術館と、心当たりを訪ね歩くアンナは、アドリアンが入院したという病院へたどり着き、衝撃の記録を見つけるのだが──。