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映画が、社会に出来ること
30年間続く、ダニエル・ブレイク基金
世界で拡大しつつある格差や貧困をテーマにケン・ローチ監督が制作した映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』
に込められたメッセージ「誰もが享受すべき生きるために最低限の尊厳」や「人を思いやる気持ち」に賛同し、
本作を提供する株式会社バップ、有限会社ロングライドは、“チーム「ダニエル・ブレイク」”を結成し、
映画の上映権を保有する30年間の間、本作によりもたらされる全ての収益の一部から、
貧困に苦しむ人々を援助する団体を助成することを目的とした「ダニエル・ブレイク基金」を設立いたしました。

チャリティ趣旨全文

『わたしは、ダニエル・ブレイク』は、映画界からの引退を表明していた巨匠ケン・ローチ監督が、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにし、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回し制作されました。 本作で描かれている問題は、もはや遠い国の出来事ではありません。「下流老人」「こどもの貧困」といったキーワードが広く取り沙汰される現在の日本でも、今日一日の食事すらままならないような貧困に苦しむ人々が現実に存在します。 少しでも「貧困」を食い止めるために、国や地方自治体だけでなく、「フードバンク」や「こども食堂」といった民間を主体とした動きが起こり始めています。 「誰もが享受すべき生きるために最低限の尊厳」や「人を思いやる気持ち」。 この作品に込められたケン・ローチ監督をはじめとする制作者たちのメッセージをより具体的な形にするために、「ダニエル・ブレイク基金」を設立し、日本の本作の公開によりもたらされる収益の一部を、日本でダニエルと同じような境遇に苦しむ人々を援助する団体に助成金として支払うことを決定いたしました。 この映画を鑑賞していただくことが、チャリティに参加することになる。そんな映画ならではの施策で、より多くの人が本作で描かれる貧困・格差問題に対する理解を深め、援助が増える契機となることを切に願います。

基金の仕組み

「ダニエル・ブレイク基金」は、劇場興行から得られる収益だけでなく、DVDやブルーレイ、TV放映、配信など二次利用以降の収益を含めた全収益の一部から、貧困に苦しむ人々を援助する団体を助成することを目的とした基金です。 当基金は、本作の上映権を保有する30年間継続され、助成先については、内閣総理大臣認定 公益財団法人 公益推進協会の運営するマイ基金の管理の下、貧困に苦しむ人々を援助する団体から公募を募り、適切な審査を経て、助成先を決定いたします。
※映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』は2017年3月より全国で公開され、同年9月を持ちまして劇場での公開は終了致しました。<作品情報ページはこちら> 引き続き、全国の学校や公民館、飲食店やイベントスペースなどの公共施設でご上映いただくことが可能です。<自主上映をご検討の方はこちら

当基金に関するお問合せ

(有)ロングライド 「ダニエル・ブレイク基金」担当窓口
TEL:03-6264-4113 / FAX:03-6264-4114 / e-mail:daniel_kikin@longride.jp
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